ザ・コンランショップ 福岡店で開催されるイベントにて、FROMEの新作「Layered」シリーズを展示・販売します。今回の制作は「書斎」という空間への想像から始まりました。そこに置かれる物は、ただ機能的であったり美しいだけでなく、どこか心に引っかかり、時に思索のスイッチとなるような存在。FROMEの世界観の原型ともいえる祖父の書斎、そして資料として目にしたテレンス・コンランの自邸の棚。そこに並ぶものたちに共通していたのは、目に見えない「思考の軌跡」が、物を通じて静かに浮かび上がってくるような、不思議な奥行きでした。眺めるだけでなく、手に取ることでふと何かに気づく。そんな小さな体験を宿すオブジェクトとして、「Layered」シリーズは生まれました。素材には、靴の踵などに使われる「積み革」を採用。革を何層にも重ね、塊にしてから削り出しています。平面で使うことが多い素材を、あえて立体として扱う。削り出された塊が持つ「重さ」「密度」「肌触り」に、手に取る体験の核があると感じています。書斎──あるいは「思索と創作のための空間」に佇む、静かな革の彫刻。ぜひ会場で、手に取ってご覧ください。Layered思索と創作のための空間には、ただ気に入ったものを並べるだけでなく、つい手に取りたくなるものや、ふとした瞬間に視線を向けるものが存在する。なんとなく置いておきたくなるもの、触れるたびに新しい感覚をもたらすもの ── そうした存在が空間に奥行きを与える。積み革のオブジェや小箱は、一見すると木のような質感を持ちながら、手に取ると革ならではの温かみや弾力が指先に伝わる。この見た目と手触りの対比が、小さな驚きを生み、視覚と触覚を通じて新たな発見につながる。革は一般的に面を活かして使われる素材ですが、あえて積み重ね削り出すことで異なる表情が生まれる。この手法によって手のひらに自然と馴染み、つい触れたくなる形の心地よさが生まれ、革の温もりや質感を通じて素材の魅力が伝わる。革の新たな一面が引き出され、思索と創作のための空間にふさわしいオブジェとなる。Layered “Egg”革を積み重ね、削り出して生まれた卵型のオブジェ。丸みを帯びたフォルムが手のひらに心地よく収まり、無意識のうちに触れてしまう。見た目は木のようでも、指先に伝わるのは革ならではのしなやかさと温もり。手の中で転がすたび、素材の意外な表情に気づく。革という素材を知る人にも、そうでない人にも、「触れるたびに新しい感覚をもたらすもの」として、そっと寄り添う。W55mm D55mm H70mmLayered “Box”積み革を削り出し円筒形に仕立てた小箱。蓋を開け閉めするたび自然と手が触れ、革の質感を確かめることになる。木のように見えて触れると革。手の中でその感触を味わう。機能的でありながらそれ自体が空間に馴染むオブジェ。思索と創作のための空間に置かれ、ふとした瞬間に手に取られる存在。W80mm D80mm H65mmModern Britain festivalザ・英国祭WE ARE ALL DESIGNERS“我々は皆デザイナーである。” ── テレンス・コンラン創造する喜びこそが、人生を豊かにする。テレンス・コンランは卓越した審美眼を持ち、その自邸バートンコートの書斎には、世界中から集められたデザインとクラフトが息づいていました。それは彼の暮らしの一部であり、創造の源泉でした。彼の美学を継承し、洗練されたデザインと優れた職人技が織りなす、豊かなライフスタイルをご提案します。本展は、2025年4月19日(土)より福岡市美術館で開幕する「Terence Conran Making Modern Britain/テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」と連動したイベントです。場所:ザ・コンランショップ 福岡店〒810-8680 福岡市中央区天神2-5-35 岩田屋本店 新館B2F期間:2025年4月16日[水]─ 5月6日[火]
"Layered" in The Conran Shop Fukuoka
ザ・コンランショップ 福岡店で開催されるイベントにて、FROMEの新作「Layered」シリーズを展示・販売します。
今回の制作は「書斎」という空間への想像から始まりました。そこに置かれる物は、ただ機能的であったり美しいだけでなく、どこか心に引っかかり、時に思索のスイッチとなるような存在。FROMEの世界観の原型ともいえる祖父の書斎、そして資料として目にしたテレンス・コンランの自邸の棚。そこに並ぶものたちに共通していたのは、目に見えない「思考の軌跡」が、物を通じて静かに浮かび上がってくるような、不思議な奥行きでした。
眺めるだけでなく、手に取ることでふと何かに気づく。そんな小さな体験を宿すオブジェクトとして、「Layered」シリーズは生まれました。素材には、靴の踵などに使われる「積み革」を採用。革を何層にも重ね、塊にしてから削り出しています。平面で使うことが多い素材を、あえて立体として扱う。削り出された塊が持つ「重さ」「密度」「肌触り」に、手に取る体験の核があると感じています。
書斎──あるいは「思索と創作のための空間」に佇む、静かな革の彫刻。
ぜひ会場で、手に取ってご覧ください。
Layered
思索と創作のための空間には、ただ気に入ったものを並べるだけでなく、つい手に取りたくなるものや、ふとした瞬間に視線を向けるものが存在する。なんとなく置いておきたくなるもの、触れるたびに新しい感覚をもたらすもの ── そうした存在が空間に奥行きを与える。
積み革のオブジェや小箱は、一見すると木のような質感を持ちながら、手に取ると革ならではの温かみや弾力が指先に伝わる。この見た目と手触りの対比が、小さな驚きを生み、視覚と触覚を通じて新たな発見につながる。
革は一般的に面を活かして使われる素材ですが、あえて積み重ね削り出すことで異なる表情が生まれる。この手法によって手のひらに自然と馴染み、つい触れたくなる形の心地よさが生まれ、革の温もりや質感を通じて素材の魅力が伝わる。革の新たな一面が引き出され、思索と創作のための空間にふさわしいオブジェとなる。
Layered “Egg”
革を積み重ね、削り出して生まれた卵型のオブジェ。丸みを帯びたフォルムが手のひらに心地よく収まり、無意識のうちに触れてしまう。見た目は木のようでも、指先に伝わるのは革ならではのしなやかさと温もり。手の中で転がすたび、素材の意外な表情に気づく。革という素材を知る人にも、そうでない人にも、「触れるたびに新しい感覚をもたらすもの」として、そっと寄り添う。
W55mm D55mm H70mm
Layered “Box”
積み革を削り出し円筒形に仕立てた小箱。蓋を開け閉めするたび自然と手が触れ、革の質感を確かめることになる。木のように見えて触れると革。手の中でその感触を味わう。機能的でありながらそれ自体が空間に馴染むオブジェ。思索と創作のための空間に置かれ、ふとした瞬間に手に取られる存在。
W80mm D80mm H65mm
Modern Britain festival
ザ・英国祭
WE ARE ALL DESIGNERS
“我々は皆デザイナーである。” ── テレンス・コンラン
創造する喜びこそが、人生を豊かにする。
テレンス・コンランは卓越した審美眼を持ち、その自邸バートンコートの書斎には、世界中から集められたデザインとクラフトが息づいていました。
それは彼の暮らしの一部であり、創造の源泉でした。彼の美学を継承し、洗練されたデザインと優れた職人技が織りなす、豊かなライフスタイルをご提案します。
本展は、2025年4月19日(土)より福岡市美術館で開幕する「Terence Conran Making Modern Britain/テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」と連動したイベントです。
場所:
ザ・コンランショップ 福岡店
〒810-8680 福岡市中央区天神2-5-35 岩田屋本店 新館B2F
期間:2025年4月16日[水]─ 5月6日[火]
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