街を歩いていると、ときどき理由のない出会いがある。予定していなかった展示のフライヤーだったり、なんとなく目に入って手に取った印刷物だったり。誰かに渡したいと思った写真や、まだ自分の中でも言葉になっていない感覚を含んだ小さな断片。大切かと聞かれると迷う。でも、手放すのも惜しい。意味の輪郭はぼんやりしているけれど、手元に置いておきたいものたち。 最近、そういう存在のことを「Quiet Value」と呼んでみている。大きな声で語られるような価値ではなく、内側に引っかかり続けるもの。まだ形になっていないのに、触れられるようなもの。 「Quiet Value」は、完成された宝物というより、むしろ「途中」にあるものだと思っている。あとから意味が立ち上がるかもしれないし、結局、何にもならなかったね、で終わるかもしれない。でも、その時の自分にとってはたしかに手元に置いておきたかった。 「Rivet Box Small」は、そんな断片のための箱。扱い方がまだ定まらないものを、とりあえず預けておく場所。 持ち運びやすい大きさは、便利さ以上に「まあ入れておくか」という気軽さにつながっている。外出先でもらった印刷物を気兼ねなく鞄に入れておけるし、机の上に置いて、あとでゆっくり見返せる。 「Quiet Value」は、すぐに役に立つわけじゃないけれど、あとからじわじわと効いてくる。箱の中の断片が、あとになって思いがけない連想を生んだり、忘れていた感覚を連れ戻してきたり。 価値や意味は深く問わずに、ひとまず手元に置いておく。そのための場所があるだけで、少しだけ安心できる気がする。この箱は、そういう態度をそっと支えている。
Quiet Value
街を歩いていると、ときどき理由のない出会いがある。
予定していなかった展示のフライヤーだったり、なんとなく目に入って手に取った印刷物だったり。誰かに渡したいと思った写真や、まだ自分の中でも言葉になっていない感覚を含んだ小さな断片。
大切かと聞かれると迷う。でも、手放すのも惜しい。
意味の輪郭はぼんやりしているけれど、手元に置いておきたいものたち。
最近、そういう存在のことを「Quiet Value」と呼んでみている。
大きな声で語られるような価値ではなく、内側に引っかかり続けるもの。
まだ形になっていないのに、触れられるようなもの。
「Quiet Value」は、完成された宝物というより、むしろ「途中」にあるものだと思っている。
あとから意味が立ち上がるかもしれないし、結局、何にもならなかったね、で終わるかもしれない。でも、その時の自分にとってはたしかに手元に置いておきたかった。
「Rivet Box Small」は、そんな断片のための箱。
扱い方がまだ定まらないものを、とりあえず預けておく場所。
持ち運びやすい大きさは、便利さ以上に「まあ入れておくか」という気軽さにつながっている。
外出先でもらった印刷物を気兼ねなく鞄に入れておけるし、机の上に置いて、あとでゆっくり見返せる。
「Quiet Value」は、すぐに役に立つわけじゃないけれど、あとからじわじわと効いてくる。
箱の中の断片が、あとになって思いがけない連想を生んだり、忘れていた感覚を連れ戻してきたり。
価値や意味は深く問わずに、ひとまず手元に置いておく。そのための場所があるだけで、少しだけ安心できる気がする。
この箱は、そういう態度をそっと支えている。
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Notes 202402
日々の気づき。制作の糧になっているのかどうかはよくわからない、もっと感覚的なもの。